近年、ピッコマやLINE漫画、comico、めちゃコミなどで流行している韓国漫画。
英語では「Korean manhwa」や「ウェブトーン：Webtoon」といい、日本とは異なるメディア展開、媒体となっています。
しかし、今の世は「大ウェブトーン時代」
群雄割拠の様相を呈してきたため、ユーザーが追いかけきれず、脱落する漫画もかなりあると思います。
また、「興味があってもどれを読んでいいか、わからないもん！ヽ(`Д´)ﾉﾌﾟﾝﾌﾟﾝ」というお困りの方もいらっしゃるでしょう。
ですが、ご安心ください。
ウェブトーンファンなら誰しもが一度は読んでいる名作をピックアップしてまいります。
いずれも読者数が多く、盛況のまま連載が終了した作品ばかりです。
では、ご紹介いたします。
外科医エリーゼ
外科医エリーゼ30円
まずご紹介するのは「外科医エリーゼ」です。
概要
『外科医エリーゼ』（Doctor Elise: The Royal Lady with the Lamp）は、韓国のウェブ小説を原作とした転生ファンタジー作品であり、同名のウェブトゥーン（韓国の縦読み漫画）としても人気を博しています。2024年にはアニメ化もされました。
あらすじは以下の通り、
エリーゼは、かつて「悪女」と呼ばれた女性だった。皇太子妃として贅沢な暮らしを送るも、傲慢で冷酷な振る舞いによって周囲の人々の反感を買い、ついには火刑に処される。
彼女が目を覚ましたとき、そこは現代の韓国であった。エリーゼは孤児として現代社会を生き抜き、やがて名外科医として名を馳せる。しかし、不慮の事故で死んでしまい、二度目の転生を果たした。
二度目の転生先は、なんと皇后となる以前の14歳の自分の体だった。神が与えた「二度目の人生」。彼女はかつての過ちを繰り返さず、まったく違う道を歩むことを決意する。
前世の記憶を持つエリーゼは、皇宮を離れ、医術の道へと進む。最先端の医療知識を持つ彼女は、過去の悲劇を変えるべく、病に苦しむ人々を救うことを誓う。
そんな中、彼女の前に現れたのは、かつて彼女を死へと追いやった皇太子リンデン。エリーゼは緊迫化する国際情勢や宮廷の権力争いに巻き込まれていく。過去の罪を償い、新たな生を全うするために――彼女は「外科医」として、そして「ひとりの人間」として未来を切り開くことができるのか？
魅力
「外科医エリーゼ」の魅力は何といっても、「なろう×医学×王室ドラマ」という三つの要素が揃っている点です。ピッコマ黎明期における名作の一つであり、今なお絶大な人気を誇っています。
特に「公衆衛生」や「外科」の概念がまだ希薄な中世風社会であり、女性医師という前例がない世界の中で、一人奮闘するエリーゼの姿は非常に美しく、感動的です。
コロナ禍で連載されていたこともあり、情勢的にもかなり注目された作品でもあります。
国王の病、パンデミック、戦争への医療従軍、砲弾摘出手術、権力闘争における命の選択など、緊張感あふれる怒涛の展開が続きます。
とくに、かつて自分を処刑した皇太子リンデンとの関係性も見どころの一つです。
また、エリーゼが可愛いんですね。おでこ広めのキャラが大好きな人は特に必見ですよ。
これは持論ですが、こうした女性モノウェブトーンって男性向けでもあるんですよね。何せ、ヒロインが可愛いですしお寿司。
アニメでは原作から大幅な改変が行われましたので視聴する際は注意が必要です。
おすすめポイント
「悪役令嬢ものが好き」「転生ものが好き」「宮廷ドラマが好き」「医学系のストーリーが好き」な人におすすめ！ ただの恋愛ファンタジーではなく、医学をテーマにした異色の転生作品として、独自の魅力を持つ作品となっています。
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外科医エリーゼ 11,012円
公爵夫人の50のお茶レシピ
公爵夫人の50のお茶レシピ935円
続いて紹介するのは、緊張感はなく終始ほのぼのとした作品です。
概要
「公爵夫人の50のお茶レシピ」（「50 Tea Recipes from the Duchess」）は韓国の漫画サイト「カカオページ」で2017年から連載され、2018年1月8日に212話で完結した作品です。2018年12月31日から外伝が連載され、2019年1月30日に23話で完結しました。韓国では単行本としても発売され合計5巻で完結した。 単行本はe-bookで発売されていますが、なぜか18禁で設定されています。恐らく性的描写が途中挿入されているからでしょうか。
あらすじは以下の通り、
これまで人の目を気にしながら、社畜として生きてきた楓。毎日、むちゃな仕事を押し付けられ、大きな失敗をしてしまい、会社を解雇されてしまう。ヤケ酒を飲み、泥酔状態で帰宅すると気が付けば、そこは見知らぬ天井。
彼女は地球とは異なる世界の「公爵夫人のクロエ」になっていた。しかし、楓が転生したクロエは気弱で浅はか、夫からの関心も持たれていない。さらには使用人からもいじめられ、馬鹿にされている始末。
「もう人の目なんか気にしない！」
楓は今までの生活から逃れるため、唯一の趣味であった「お茶」を飲むことにした。やがて、ただのお茶オタクだった楓は、公爵家を、貴族社会を、平民を、そして外交にまで影響を及ぼすようになっていく。
そしてついには夫であるアルフォンスの心さえも？
お茶だけで世界をも揺るがすようになる成り上がり系です。
公爵夫人って何でいっつも成り上がらないといけないんだろう？ｗ
魅力
「公爵夫人の50のお茶レシピ」の魅力は何といっても、「なろう×お茶×成り上がり」という三つの要素が揃っている点です。「外科医エリーゼ」と同じく、この作品もピッコマ黎明期における名作の一つであり、今なお絶大な人気を誇っています。
特に、この作品はクロエがヴィランである使用人たちを一掃するパートと、一掃後、アルフォンスとの関係を修復するパート、国家間の外交交渉のパート、そして皇室闘争のパートなどに分かれています。何よりも、政治的な陰謀やドロドロした争いが少なく、お茶文化を楽しみながら、ほのぼのとしたストレスフリーな貴族生活が描かれているのです（たまに貴族女性から因縁を付けられますが・・・）。
普通に紅茶の魅力を紹介されるので、お茶が飲みたくなってきます。
また、冷酷冷徹な夫アルフォンスが、クロエの努力によって少しずつ変わっていく「じれったいけど甘い」ラブコメ展開が楽しめるのも魅力的です。
クロエも可愛いんですが、その他に出てくる貴族女性たちも魅力的に描かれています。
クロエのいる貴族社会は様々な偏見を持っています。帝国では紅茶はまずく、野蛮人の飲み物であり、コーヒーこそが貴族のたしなみであることが主流化しています。それは水の種類や淹れ方の問題であり、クロエが一つずつその偏見を打ち破っていきます。
また女性は経済やビジネスの才能がないという偏見もあります。しかし、解雇されたものの前世では優秀な会社員だったクロエは、男性にも引けを取らない才能を発揮します。
おススメポイント
ドロドロした展開が苦手な人ならば、この作品は楽しめます！
紅茶が好きで、紅茶文化に興味がある方にもおすすめです
まずはこの作品から読んでみてください。
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公爵夫人の50のお茶レシピ 11,034円
悪女は砂時計をひっくり返す
悪女は砂時計をひっくり返す935円
三作目は前二作と異なり、困難でとても苦しい展開が続きます。
概要
『悪女は砂時計をひっくり返す』は、ウェブ小説を原作に、コミック化した作品です。作画がとても美しく、原作とはまた異なる脚色により、ファンからの評価は高い作品です。初回話から最終話までを読んでいくと、作者の実力が上がっており、原作を超えたという声も一部では受けています。
あらすじは以下の通り、
売春婦だった母が帝国貴族である伯爵と結婚し、生活が一変した「アリア」。彼女は「悪女」であった。気に入らない使用人は拷問して追い出し、自身の美しさを武器に貴族男性たちを侍らせる毎日であった。傲慢であったアリアの裏で、義妹である「ミエール」は着実に彼女を抹殺する計画を立てていた。ミエールは母を毒殺し、アリアの評判を失墜させ、ついにはエミール毒殺未遂の犯人に仕立て上げることで、処刑に成功する。
処刑の直前、ミエールの邪悪さを垣間見たアリアは復讐を誓う。
アリアは死の直前に砂時計のおかげで過去へと戻る。
「ミエールを超える悪女になってやるわ」
「アリア」は妹を超える悪女になって「ミエール」に復讐することを決意する。
魅力
この作品は過去回帰を果たした「アリア」と、前世で狡猾な悪女だった「ミエール」、そしてロースチェント伯爵や古参使用人たちの敵対関係を描いています。
ロースチェント伯爵は前妻の死後、娼婦であったアリアの母「カリン」と再婚します。伯爵は性的な目的でカリンを娶りますが、アリアに対しては必要以上の面倒を見ません。
伯爵家は何かにつけてミエールを可愛がり、アリアが偉業を成し遂げても認めようとはしません。
序盤から中盤までは、かなりしんどい展開が続き、アリアもついに暴言を吐いてしまうなどストレスマッハになります。
しかし、アリアには過去の知識と「五分程度、砂時計を戻すことができる砂時計の力」を活かしながら、単なる感情的な復讐ではなく、計画的にミエールを追い詰めていきます。
さらには不思議な青年「アース」との出会いもあります。今作は必要以上にアースとアリアがいちゃつきません。終盤はほぼラブラブに近いのですが、アリアの方が大人で、アースは強いながらも愛するアリアの言いなりという展開が続きます。
また、この作品の基本はアリアもミエールも「悪女」であるという点です。というか登場人物である女性のほぼ全員が「悪女」です。家庭教師のサラ、使用人のジェシーという女性キャラがレギュラーとして登場しますが、善人はほぼこの二人だけです。
ジェシーに至っては、前世のアリアに度重なる暴行を加えられて追放されていますので、かなり可哀そうな人です。
おススメポイント
頭脳戦や心理戦的な復讐ものが好きな人にはおすすめです。
「悪女」だけど、応援したくなるキャラがいいというどMな方にもおすすめですぜ。
気になる方は是非読んでみてください。
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悪女は砂時計をひっくり返す 11,034円
まだまだおススメはありますが、ピッコマ初心者の方に「おすすめ」なのはこの三作品です。
また紹介できれば良いなと思いますー！
それでは！
